【あらばしり】とは・・・。 


こんにちは、杜氏の雄二です。

今日は真面目に日本酒の用語について解説しよう!とふと思いましたので書きたいと思います。

 

日本酒のラベルに、たまに「あらばしり」「中取り(中汲み)」「責め」などと書かれているのを見たことはあるでしょうか?(通常、責めはあまりないと思いますが・・・。)

これ、実はそのお酒が、日本酒のもとである「もろみ」を搾ったとき、どのタイミングで出てきたものなのかを示すものなんです。

 

(写真)これが発酵中のもろみ。

このもろみを搾る際、採取したタイミングによってそれぞれ名称があります。

もろみから最初に自然と流れ出てくるのが「あらばしり」

少し加圧して出てくる中間部のお酒が「中取り(中汲み)」

さらに圧力をかけて最後にでてくるのが「責め」です。

 

 

搾り始めて最初にとれる「あらばしり」は、ピチピチとしたガス感とでフレッシュな香り、そしてお米の旨みをしっかり感じることができるというのが特長です。

 

 

 

そして福千歳の【山廃純米大吟醸あらばしり生なま】はそのお酒を半年間じっくりと冷蔵コンテナにて熟成して出荷していますので、

味わいが丸くまとまっていて、原酒ながら優しく入っていきます。

 

ちなみに、一般的に「あらばしり」「中取り」「責め」とラベルに表示がない日本酒は、バランスを調整しながら全ての部分をブレンドしたスタンダードな味わいのものになることが多いです。

とりあえず今回は「あらばしり」の説明でした。

 

本日の1本は滴り落ちるお酒だけを集めて、長期熟成させた究極の1本

福千歳【國酒】

(担当) 杜氏 

福井の日本酒蔵
山廃蔵【福千歳】
田嶋酒造株式会社